朝の朝日新聞に第139回芥川賞・直木賞の受賞記事が載っていたので取り上げて
みました。
直木賞は井上荒野さんでした。
直木賞の選考会では、井上荒野さんの「切羽へ」に選考委員の全員が好感を持った
そうです。
井上荒野さんは、お父さんも作家(井上光晴)ですが、やはり書くという才能は受け継
がれているのでしょうか?
井上荒野さんは、平成元年、『わたしのヌレエフ』でフェミナ賞を受賞しデビューし、「ベ
ーコン」でも直木賞の候補作になりました。
今回の選考会の1回目の投票で三崎さん、荻原さん、新野さんが落選し、井上さん山
本さん和田さんの3作品で決選投票されましたが、井上さんが満票での受賞となりま
した。
選考委員の平岩弓枝さんは、「構成がしっかりして人物もよく書けたプロの言い文体。
官能豊かな大人の小説。文学性を評価する委員が多かった」と話していました。
「切羽へ」は、まだ読んではいませんが、どういう本かというと、
31歳の養護教諭であるセイは主人公がいて、九州のかつて炭坑が栄えた小さな島
で画家の夫と静かに暮らしていましたが、島に同僚となる一人の男性教師がやってく
る。
夫を愛しながらも、どうしようもなく男にひかれていくという物語。
「切羽」とは、炭坑内の坑道の先にある切場を意味するそうで、「それ以上は先へ進め
ない場所」のイメージにかけて、宿命の出会いにゆれる男女の心情を描いた恋愛小説
だそうです。
今回の直木賞の選考では、井坂幸太郎さんも候補に挙がっていました。
ところが有力候補であったのにもかかわらず辞退されました。
「もし賞を取ればいろいろな取材などで書く時間が奪われる。それより書きたい」という
のが辞退の理由らしいのですが、かっこいいですよね。 井坂さんのファンにもなりそう
です。





